ポルトガルおすすめ観光スポット20選
現地視察やプライベートでポルトガルを訪れたことのある
ヨーロッパ好きスタッフの投票により決めた
「お客様におすすめしたいポルトガルの観光20選」!!
ポルトガルって何ができるのかわからないという方にも
その魅力を感じて頂けるようなスポットを選抜しました!
ポルトガル観光 おすすめツアー
ポルトガルってどんなところ?
歴史的にも日本とのつながりが深い国ポルトガル。
ユーラシア大陸の最西端に位置し、その北東部は国境をはさんでスペイン、南部には大西洋を隔ててモロッコがあります。
日本から直行便の運航はなく、ヨーロッパまたは中東諸国を乗り継いでの到着となります。
国土は日本の約4分の1と小さいながらも、北から南まで、様々な観光スポットが点在しております。
「郷愁の国」の知られざる魅力を探しに行ってみるのはいかがでしょうか。
大航海時代のロマンを探しに「ベレン地区」に行く
2つの世界遺産と栄光の記念碑
リスボンに滞在するならば外せない観光スポットの一つ「ベレン地区」は旧市街エリアからは徒歩と電車を利用し、約30分ほどで訪れることができます。 ポルトガルが<7つの海を制した>といわれる輝かしい繁栄をしたのが、15世紀の大航海時代。そんな時代を築き上げた偉業を象徴的する造物である「世界遺産ジェロニモス修道院」、エンリケ航海王子の500回忌を記念して造られた巨大な「発見のモニュメント」、そしてかつて船の監視などに利用されていた、白く優美な外観の「ベレンの塔」です。 この3つは徒歩で巡れる距離感ですが、見所満載ですので、最低でも半日は時間を取って観光するのがおすすめです。 また、ジェロニモス修道院から受け継がれたレシピで作るエッグタルト(パスティス・デ・ナタ)の老舗に立ち寄ってお茶をするのもお忘れなく。
発見のモニュメント
先頭に立つエンリケ航海王子のほか、偉人たちが並んでおり、高さ52mの屋上にはエレベーターで昇れます。
ベレンの塔
1520年に完成した監視と要塞として建てられた塔。白く美しいその外観から「テージョ川の貴婦人」と例えられています。
ジェロニモス修道院 外観
大航海時代の栄光を象徴する世界遺産の修道院は、約300年をかけて完成したといわれています。
ジェロニモス修道院 中庭
この修道院の最大の見所は、中庭とそれを囲む回廊です。
七つの丘の街「リスボン」を歩く
ポルトガルの首都
リスボンの街は歩いて観光できるサイズ感ですが、別名「七つの丘の街」と呼ばれており、街中は坂道がいっぱい。 坂道の下のほうから、テージョ川をバックに、石畳の道を走ってくる黄色い路面電車の景色はとても絵になります。 市内はいくつかのエリアに分かれていて、特に28番の路面電車は観光に便利な路線として有名です。 観光スポットが点在する中でも、特にロシオ駅のあるバイシャ地区周辺は、ショップやレストランが立ち並ぶ繁華街エリア。 テージョ川に面するコメルシオ広場へと続く、アウグスタ通りを気ままに歩いてみてはいかがでしょうか。 また丘の街ならではの建物、「サンタ・ジュスタのエレベーター」がそびえ立ち、観光客に人気です。 このエレベーターは、低地であるバイシャ地区から高地のバイロ・アルトにアクセスでき、小さな公園と展望台があり、そこから眺める景色は絶景ポイントのひとつとなっています。
路面電車
ポルトガルらしい光景といえば、レトロな市電もそのひとつ。28番は観光客に人気の高いルートを走ります。
バイシャ地区
テージョ川に続く開放的なコメルシオ広場は、昼夜それぞれ違った良さがあります。
サンタジュスタのエレベーター
バイシャ地区と高地のバイロアルトを結ぶリフトは、観光客に人気が高く、場合によってはかなり並ぶこともあります。
サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台
バイロアルトにある、サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台からは、オレンジ屋根の美しい景色を望めます。
まるでゲームの世界「シントラ」のお城へ行く
奇抜で楽しいスポット満載
ここ最近メディアでも多く取り上げられ、奇抜な外観が印象的な「ペーナ宮殿」や、SNSなどでゲームの世界のようだと話題になっている「レガレイラ宮殿」があるのが、リスボンから西に30kmほどの場所にあるシントラの街です。 "この世のエデン(楽園)"と英国の詩人バイロンが称したその美しい街並みは、その全体が世界遺産に登録されています。リスボンからは普通列車で約40分ほどでアクセス可能なため、日帰り観光スポットとして人気の高い場所となっています。 シントラの街と大西洋が一望できるムーアの城跡、おもちゃのお城のようなカラフルな色づかいのペーナ宮殿、そしてRPGゲームの世界に迷い込んだかのような不思議な世界が広がっていると、口コミで人気上昇中のレガレイラ宮殿など、見逃せないポイントがいっぱいです。
ペーナ宮殿
カラフルで奇抜なこのお城は1885年に建てられ、思わず写真を撮りたくなるスポットが満載です。
レガレイラ宮殿
庭園内に様々な仕掛けが施されており、わくわくする!と今話題のスポットです。
ムーアの城跡
文化的景観が世界遺産として登録されているシントラの街を、一望できる人気のスポットの一つです。
王宮
ポルトガル王家の夏の離宮で、シンプルな外観からは想像もつかない、美しい内観は必見です。
最西端の地「ロカ岬」へ行く
断崖絶壁から望む大海原
ポルトガルに行ったなら必ず訪れておきたいのが、ユーラシア大陸最西端の地「ロカ岬」。この岬に行くのがポルトガルを訪れる最大の目的、という方も多いのではないでしょうか。 「ここに地終わり、海始まる」というポルトガルの詩人ルイス・デ・カモインスの言葉が刻まれたシンボル的存在の石碑がおかれているその場所こそが、世界中の人が訪れる最西端の場所の目印! 地球の丸さ、壮大さを、目で見て、肌で感じてみてください。またここにある観光案内所では「最西端到達証明書」を発行してもらえるので、購入必須です。 この場所へは、オプショナルツアーに参加して効率良く観光する方が多いですが、シントラまたはカスカイスでバスを乗り継げばリスボンから約1時間半ほどで訪れることが可能です。 個人でいく場合は、観光客の少ない朝一番が狙い目です!
ドウロ川沿いの街「ポルト」を楽しむ
シーフードとワインが美味しい街
ポルトガル第二の都市ポルトは、リスボンからは鉄道で約3時間、日本からはイスタンブールやフランクフルトなど1回の乗り継ぎで到着できる世界遺産の街です。(運航日は限られます) ポルトのシンボル的存在となっているのが、ドウロ川に架かる「ドン・ルイス1世橋」。 エッフェル塔を作った方のお弟子さんによってつくられたこの橋は徒歩やトラムで向かい側のワイナリーが立ち並ぶ「ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区」にアクセスできます。 この橋からの景色もきれいですが、橋を見下ろすノッサ・セニョーラ・ド・ピラール修道院へ訪れてみてください。 日中は青空と太陽、夜はライトアップされたロマンチックな景色を望むことができ、穴場スポットとなっています。 また、川沿いにはレストランが軒を連ねていて、テラス席で景色を楽しみながらのお食事がおすすめです。
リベイラ地区
見所が集中する歴史地区側にあるこのエリアは、シーフードがおいしいレストランが軒を連ねます。
ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区
リベイラ地区の対岸にあるこのエリアには、沢山のワイナリーがあり、ふらりと見学や試飲に立ち寄れます。
クレリゴス教会
内部はコーラルピンクで彩られた美しい教会。塔の上からはポルトの街並みを一望できます。
ボリャオン市場
ばらまき用のお土産を買うならここがおすすめ。可愛らしいものがずらり。
世界一美しい書店「レロ書店」へ行く
ハリーポッターファン必見
世界一美しいといわれる書店のひとつがポルトにあることを、ご存知でしょうか。レロ書店(レロ・エ・イルマオン)は、ハリーポッターとその作者J.K.ローリングにまつわる噂が諸説あり、ファンの間では話題のスポットとして、世界中から観光客が集まっています。 町中にある小さな2階建ての書店ですが、外観からは想像のつかない華やかな店内となっており、天井のステンドグラスや、「天国への階段」と称されるレトロな雰囲気の赤い螺旋階段が目を引きます。 店内の様子を撮影することに夢中になりがちですが、本屋さんですので、ハリーポッターをはじめ様々な本が売られています。なお、年々観光地が進んだ結果、入場には4ユーロのチケット購入が現地にて必要となっています。(※2018年現在。本を購入すると入場料分が引かれます)
世界で最も美しい駅「サン・ベント駅」へ行く
圧巻のアズレージョ
ポルトガルの芸術や建築を語るときに欠かせないのが「アズレージョ」。アズレージョとは、装飾タイルのことでポルトガルではレストランの内壁や、教会の外壁など、至るところで目にします。 青一色のことが多く、その象徴ともなっていますが、歴史を遡るとここに至るまでに様々な変容を遂げてきたといわれています。 そんな数あるアズレージョの中でも、もっとも有名なものが20世紀初めに建てられたポルトの「サンベント駅」です。 ここはかつて世界で最も美しい駅のひとつにも選ばれたことがあり、約2万枚にも及ぶアズレージョで構内が飾られています。 ジョアン1世のポルト入城など、歴史的なできごとが構内を囲むように描かれています。 また、ポルト市内にあるいくつかの教会の外壁も美しいアズレージョによって彩られているので、街歩きをしながらぜひ探してみてはいかがでしょうか。
ポートワインの産地「ドウロ渓谷」を訪れる
世界遺産にも登録されたワインの生産地域
ワイン好きがこうじてポルトガルに訪れるなら、ぜひとも足を運んでいただきたいのがポートワインの生産地「ドウロ渓谷」です。 全長925kmにも及ぶドウロ川の上流はワインの栽培地域として、その景観と共に受け継がれてきたワインの醸造方法が文化遺産にも登録されています。 この場所の拠点となる町は「レグア」と「ピニャオン」の二つで、ポルトからレグアまでが列車で約2時間半、そこから列車でさらに30分ほど行くとピニャオンに到着します。 このエリアで見渡す景色は、広大な自然の中どこまでも続いている葡萄の段々畑、そしてその山の斜面に点在するワイナリーで、のんびりとした時間が流れます。 各ワイナリーでは試飲付きのワイナリー見学が行われており、ポートワインの歴史とできあがるまでの過程について学べます。
文化都市「コインブラ」へ行く
国内最古の大学のある街
リスボン、ポルトの次に旅行先として人気なのが、その中間に位置する街「コインブラで」、リスボンからは列車で約2時間、ポルトからは約1時間でアクセスできます。 人口約10万人ほどの小さな街ですが、ポルトガル第3の都市として発展し、文化の中心といわれています。 ここにはポルトガルで最古、ヨーロッパの中でも有数の名門として知られるコインブラ大学が世界遺産に登録されていて、学内にある図書館はその華麗な内装で知られています。 この他に、新旧2つのカテドラルやサンタ・クルス修道院は街歩きの際に訪れたいスポットです。 夜になったら橋を渡ってモンテゴ川の対岸に行くと、ライトアップされたノスタルジックな町並みを望むことができ、おすすめです。
コインブラ大学
1290年に創設された国内最古の大学は、新旧に分かれており、旧大学部分に多数の見所があります。
ジョアニア図書館
学内の人気スポットなのがこちらの図書館。ずらりと並ぶ本は圧巻の光景です。
サンタ・クルス修道院
アズレージョが美しいと知られる修道院。教会内であれば無料で入ることができます。
旧市街
モンテゴ川を挟むようにあるこの街の大学がある側が旧市街。メイン通りではカフェやお店が立ち並びます。
コインブラを訪れる おすすめオプショナルツアー
▶【ポルト発着】専用車で行く!コインブラ半日観光
催行日:毎日
料金:375ユーロ~
カラフルな世界「アゲダの傘祭り」へ行く
注目度NO.1のカラフルタウン
今やすっかりポルトガルを代表する観光スポットとなった中部の小さな町「アゲダ」。今ポルトガルで注目度NO.1の写真映えスポットです。 たくさんの色とりどりの傘が浮かぶその景色を、一度はご覧になられたことがあるのではないでしょうか。 これは元々町おこしのために始まった「アンブレラ・スカイ・プロジェクト」というお祭りで、7月の約3週間は催し物も行われるなど、特に活気溢れる空間を作り出しています。 ややポルト寄りにある街で、ポルトから鉄道を乗り継いで約1時間半ほどでアクセス可能です。小さな街のため、オプショナルツアーに参加して、他の町と一緒に周るのがおすすめです。 お祭り期間中でなくても、毎年7-9月のシーズンには、カラフルな無数の傘がアゲダの町の空を彩ります。それ以外にも年間を通して見られるストリートアートも必見。 見所満載のアゲダに、ぜひ訪れてみてください。
パジャマシティや水の都「ポルト近郊の町」に行く
日帰りで行ける魅力溢れる町
コスタノヴァ
ポルトガルでカラフルな街といえばアゲダの傘祭りが有名ですが、ここ「コスタ・ノヴァ」も注目を集めています。魅力は何と言ってもストライプやボーダーで塗られたカラフルな家々。まるで建物がパジャマを着たように見えることから、「パジャマシティ」とも称されます。町はのんびりとした小さなリゾート地で、1時間もあれば見て回ることができます。ポルトからは日帰りで行けますが、鉄道は乗換が必要なので専用車プランがお勧めです。
アヴェイロ
「ポルトガルのヴェニス」と言われる、運河が流れる美しい街です。漁港として繁栄しており、水路には可愛らしい模様の小船が浮かびます。小舟から街並みを楽しむ人気ツアーの他、ポルトガル伝統の青いタイル「アズレージョ」で彩られた旧駅舎も見所です。
また、卵黄クリームがたっぷり入った「オヴォシュ・モーレシュ」は、日本のモナカに似た見た目のアヴェイロ銘菓で、お土産としても人気です。
谷間の真珠「オビドス」を訪ねる
歴代の王妃が愛した美しい町
「谷間の真珠」とも言われるオビドスは、古い町並みを残した城壁の町です。13世紀、その美しさから町ごと王妃にプレゼントされ、以降19世紀までポルトガル王妃に受け継がれる直轄地となりました。 ポルタ・ダ・ヴィラという入り口の門をくぐると、可愛らしい町並みが続きます。規模は小さくとも、石畳と白壁の家の風景は絵になり、写真を撮ったりお土産を選んだりと訪れる者を楽しませてくれます。 城壁の上に登ると、また違った景色を楽しめます。オビドスの名物は「ジンジャ」というさくらんぼリキュールで、チョコレートのお猪口で飲むのが定番。 お土産としても人気のお酒です。また、丘の上には古城を改修した国営ホテル「ポサーダ」があるので、1泊することがお勧めです。ポサーダ滞在で王妃の気分に浸りましょう。
町全体が世界遺産「エヴォラ」に学ぶ
時代を超える歴史地区
リスボンから車で1時間30分程のこの町は、全体が世界遺産に登録されています。 ローマ帝国から、イスラム教徒による支配、そしてキリスト教徒によるレコンキスタなど様々な歴史や文化の変遷を経て、宗教、文化が混ざり合った町並みが出来あがりました。 ローマ人によるディアナ神殿や、15世紀のロイオス教会など時代も建築様式も異なる建物が隣り合っていたりと、まさに歴史を肌で感じることができます。 人気観光地の一つであるエヴォラ大聖堂は日本とも繋がりがあり、天正遣欧少年使節団が訪れた際にはパイプオルガンの音色を楽しんだと言われています。 大聖堂の屋上から町を一望するのもお勧めです。ショッピングストリートの「10月5日通り」は、たくさんのお土産屋さんで賑わいます。 エヴォラはコルクが名産のため、コルク製品をじっくり品定めしてみてはいかがでしょうか。
目を疑う巨石の絶景「モンサント」を楽しむ
巨石と村が共存する村
スペインとの国境近くに位置するモンサント。ここは巨石の村として知られ、人の背丈を優に超える大きな岩が建物の屋根になっていたり、家の中に岩がめり込んでいたりと不思議な景色が広がります。 一説では、昔から岩を信仰の対象として崇めており、その岩と共存するために現在のような村の姿になったと言われています。 ポルトガルでは海側の街が観光地として取り上げられることが多いですが、モンサントは1938年に「最もポルトガルらしい村」として選ばれました。 他では見られない景色があるモンサントは、ポルトガルに行く際にはぜひ訪れたい秘境です。 村は1時間ほどで見て回れるほどの規模ですが、個人では行きにくい場所なのでオプショナルツアーの利用をお勧めします。
「ポサーダ」に泊まり歴史を感じる
ここにしかない宿泊体験
ポルトガル旅行の宿泊にお勧めしたいのが「ポサーダ」です。ポサーダは古城や修道院などの国の重要建築物を改装した国営ホテルで、ポルトガル国内に30軒以上点在しています。 それぞれの場所でテーマが分かれており、歴史を感じることがメインだったり、アットホームなポサーダ、自然の中に造られたポサーダなど、その土地ならではの宿泊体験をすることができます。 建物自体は歴史を感じさせますが、ホテルとしての設備はしっかり整い、近代的な技術で快適に滞在を楽しめるようになっているので、ハネムーンなどの特別なご旅行にもお勧めできます。 1泊からアレンジ可能ですので、ぜひお気軽にお問合せください。
ポサーダ デ リスボア
旧内務省の建物を改装したポサーダで、どこへ出かけるにも便利な立地です。当時の雰囲気を感じさせつつもエレガントなデザインで快適な滞在を演出します。
パラシオ・ド・フレイショ
2009年オープンの比較的新しいポザーダ。元々は宮殿と工場という2つの建物のため、目を引くユニークな造りが特徴です。ドウロ川を望むリバービューの部屋も人気です。
ポザーダ・カステロ・オビドス
「王妃の町」の古城を改装したこのポザーダは、甲冑などが廊下に飾られ雰囲気は満点。延々と広がる景色を眼下に眺め、優雅な気分に浸ることができます。
ポサーダ ヴィアナ ド カステロ
ヴィアナ・ド・カステロの街を見下ろす丘に聳えるポサーダ。街と自然とサンタ・ルジア教会が織りなす絶景を楽しみながら、郷土料理やワインを堪能できます。
世界遺産多数「リスボン近郊の町」を訪ねる
小さな町で存在感を放つ文化遺産
アルコバサ
アルコバサ修道院はカトリックのシトー会の修道院で、世界遺産として登録されています。初代ポルトガル国王アルフォンソ1世により建設され18世紀に改築、そのためゴシック様式やバロック様式を融合した建築物となりました。
バターリャ
レイリア地方の小さな町のバターリャ修道院は、1983年にゴシック、マヌエル様式の傑作として世界遺産に登録。教会のステンドグラスからの光が神秘的な雰囲気を醸す一方で、激動の歴史を物語るように、雨風にさらされて変色した外壁が印象的です。
トマール
この町の世界遺産は1160年に建設されたキリスト教修道院です。戦に勝利したテンプル騎士団が建設後、増築を繰り返しマヌエル、ゴシック、ロマネスク、ルネサンス様式などの複合建築となりました。華やかな装飾のテンプル騎士団聖堂は、一見の価値ありです。
意外と知らない「ポルトガル料理」を味わう
日本人にも馴染みやすいグルメ
パルテル・デ・ナタ
ポルトガルのエッグタルト「パルテル・デ・ナタ」。トロっとしたクリームとサクサクの生地がクセになります。ジェロニモス修道院近くのパステイス・デ・ベレンというお店が特に人気です。
パン・デ・ロー
日本でも馴染みあるカステラは、ポルトガルの修道院で作られたこのパン・デ・ローが元祖と言われます。中まで火が入ったタイプと半熟タイプの2種類あり、ワインと合わせて食べるのがポルトガルの定番です。
ヴィーニョ・ヴェルデ
「緑ワイン」という意味ヴィーニョ・ヴェルデは、熟す前の緑のブドウが原料となり、爽やかさを感じるフレッシュな味わいです。アルコール度数も控えめで微かに発泡性のため、アルコールが苦手な人でも飲みやすくなっています。
ビファナ
ポルトガルのB級グルメ。パンに豚肉を挟んだハンバーガーのような料理で、スパイスとにんにくで漬けられた肉がやみつきになるピリ辛味です。
フランセジーニャ
ボリューミーなB級グルメです。ステーキやハム、ソーセージ、目玉焼きなどをパンにサンドし、その上にチーズをオン、更にトマトとビールを煮込んだソースをかけて頂きます。
パステイス・デ・バカリャウ
ポルトガルを代表する食材「干しダラ」のコロッケ。タラとマッシュポテトなどを素揚げにしているため、軽い口当たりで食べ進めることができます。
サルディーニャス・アサーダス
イワシをシンプルに塩焼きしたものは、定番料理の一つ。ふっくらした肉厚なイワシを炭火で塩焼きにし、オリーブオイルやレモンで簡単に味付けをして頂きます。
心揺さぶる「ファド」に酔いしれる
大衆に愛される音楽
ラテン語のファラム(運命・宿命)が語源とされるファドは、リスボンの下町から広がり親しまれるようになったと言われています。 元々はブラジルでアフリカ人奴隷が楽しんでいた音楽が港町であるリスボンに届き、貧しい人々を中心に民衆のための音楽として愛されるようになります。 こうした背景もあり哀愁溢れる悲哀に満ちた歌詞が多いですが、愛情などを表現する明るいファドも存在し、いずれも人間の持つエネルギーや力強さ、希望を秘めた音楽になりました。 ポルトガルギターやクラシックギター、ファディスタと呼ばれる歌い手により構成され、聴く者の心を揺さぶる音楽を生み出します。 ファドの本場は古い街並みを残すリスボンのアルファマ地区といわれ、多くのレストランでファドを楽しむことができます。
「FCポルト」のサッカー観戦で熱くなる
ポルトガルの強豪
ポルトガルのサッカー1部リーグ「プリメーラ・リーガ」に在籍しているポルトFCは、1893年に創設された欧州内でも歴史あるクラブです。 さらに、毎年リーグの優勝争いに食い込むほどの実力も持ち合わせ、これまでもハメス・ロドリゲスやチアゴ・シウバ、フッキなど世界的に有名な選手達が在籍していました。 ホームスタジアムはポルト北東部に位置するエスタディオ・ド・ドラゴンで、5万人の収容人数を誇る専用スタジアム。ライバルチームのベンフィカとの対戦時には、毎年多くのサポーターが集まり特に熱い一戦となります。 最近では、2019年7月に日本代表の中島翔哉選手がこのポルトFCに移籍し、エースナンバーの背番号10番を背負うこととなりました。 他のクラブチームにも日本の選手が多く在籍しており、ポルトガルリーグは注目を集めています。
大西洋の真珠「マデイラ島」を楽しむ
自然溢れる常春のポルトガルリゾート
リスボンより南西に約1,000km、モロッコ沖東部に位置するのがポルトガル領マデイラ島です。アクセスはリスボンから飛行機で約2時間の移動が一般的。 1年を通じて20度前後という温暖な気候と、雄大な自然が残る魅力溢れる場所なので、ヨーロッパでは人気の高いリゾート地としても知られています。 島の中心地で最大の都市である「フンシャル」は、ポルトガルで一番美しいと言われる市場や歴史的建造物など、街歩きも楽しめます。 街から離れると、世界で2番目に高い断崖からの絶景や、世界遺産でもある照葉樹林原生林も見どころです。 名産のマデイラワインも有名で、世界3大酒精強化ワインにも選ばれています。毎年夏にはワイン祭りが行われ、多くの観光客で賑わいます。
ラブラドーレス市場
ポルトガル一美しいと言われる「ラヴラドーレス市場」。色彩豊かな南国果物や、島の名物の黒タチウオなどが売られています。
CR7ミュージアム
マデイラ島は、世界最高峰のサッカー選手「クリスティアーノ・ロナウド」の出身地。彼の功績を展示したミュージアムは、サッカーファンには外せないスポットです。
ジオラン岬
世界で2番目の高さを誇る、580mの断崖絶壁。一部ガラス張りの展望台からは、フンシャルの街並みや大西洋の美しい景色を堪能できます。
トボガン
荷車の村モンテからフンシャルへ続く坂道を「トボガン」というソリに乗って滑り降りる人気のアクティビティ。肌で感じるスピード感は、スリル満点です。
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